ギャラリーを沸かせればイベントブースが盛り上がる!
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ギャラリーを沸かせればイベントブースが盛り上がる!

2022.05.26

世界中がオリンピックに沸いた2021年夏、世紀の祭典の直前に「世界記録を狙え」と銘打ってタイムチャレンジゲームが実施されました。当時の男子100mオリンピック記録である9.63秒ピッタリでストップウォッチを止めるというゲームです。このゲームの大盛況のワケを紐解きます。

1.オリンピックへの関心

盛り上がりの要因一つ目は、何と言ってもタイムリーなオリンピックを題材にしていること。「オリンピック記録を目指せ」と銘打ち、競技場をモチーフにブースを演出したところ、オリンピック開催を待ちわびた人たちの心をくすぐったのか、多くの人たちが足を止めてくださいました。オリンピックに限らず、”タイムを競う”というテーマからこのゲームはスポーツと相性がいいことがよくわかりました。

2.ゲームイベントはギャラリーを沸かすべし!!

もう一つは、このゲームの真骨頂ともいえる「ギャラリーを沸かす力」です。ストップウォッチの数字を大きなモニターでギャラリーに向かって表示するのですが、計測中は何秒なのか見えない仕組みになっています。ボタンを押してスタートしてから、もう一度ボタンを押してストップするまで、何秒なのかは誰にも分かりません。見ている側も「1,2,3…」と頭の中で数えます。ボタンを押している人だけでなく、見ている人も含めその場にいる全員がゲームに参加しているような状態になり、みんなで結果に一喜一憂する謎の一体感が生まれていました(笑)。このように、イベント会場で実施されるゲームは、ギャラリーが一緒になって楽しめるかどうかがカギになる場合が多いようです。

 

3.「俺にやらせろ!」勢による盛り上がり

上記の通り、頭の中で秒数を数えていたギャラリーはやがて「俺にやらせろ!」勢となり参加希望者がどんどん増えます。なかなかピタリ賞が出ない様子を見かねて「自分ならもっとうまくできるはずだ!!」と自信満々で参加を申し出られる方多数…。ですが言うは易く行うは難しで、実際にはそううまくはいきません。それを見ていた人がまた「我こそは!」と手を挙げる…この連鎖により、イベントブースは継続的に盛り上がりを見せていました。できそうでできない、その塩梅もこういったイベントゲームには必要な要素ですね。

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